80代女性。転倒してから右脚が動きづらくなったため歩くのが怖く杖をついての外出するようになりました。また、恐怖心と歩行時の疲労感から外出機会が減少していました。所見としては、右股関節の著名な可動域制限と、太腿前(大腿四頭筋)の代償的な過使用による筋の張りと歩行時の疲労感を認めました。治療では主に小胸筋へのアプローチ(可動域改善の為)と、臀筋全体の筋力トレーニングを行いました。現在は大腿前面の負担が軽減し歩行中の疲労感が軽減。以前よりも歩行距離が伸びました。